そんなもんさ

感じたこと思ったことの記録のようなもの。

剛健コンビのギャップについて

V6をきちんと見るようになって、6人それぞれに抱いていたイメージとのズレというかギャップに驚くことは多々あったが、未だに慣れないギャップというものがある。

それは、剛健コンビと呼ばれ、デビューから絶大な人気を誇っていた森田剛三宅健の2人である。

私が見てきた中で、森田くんはV6ファンの間で見た目に反してギャップがあるとたびたび話題になる印象を受けた。とてもよくわかるし、私も彼を知れば知るほどそのギャップに驚き、また惹かれていった一人である。

 

ギャップ繋がりで言うのならば、6人の中で、一番アイドルである姿を見られて驚かれるのは岡田くんなのかなと世間一般の反応を見て思うのだが、個人的に私がアイドルとしての姿を見て驚くというか、ああやっぱりアイドルなんだなと再認識することが多いのが森田くんである。なぜか、笑顔でお手振りをする姿を一番想像しにくい。それは見た目のせいなのかもしれないし、俳優としての彼のイメージがあるせいなのかもしれないし、クールでやんちゃ、チャラいといった「学校へ行こう」などで受けたイメージのせいなのかもしれない。

何度も何度もコンサートDVDを見ては、毎回アイドルとして輝いている彼の姿にやっぱりアイドルなんだなと再認識させられる。楽しそうに笑いながら、優しく微笑みながら、あちこちに視線を向け、手を振り、ハイタッチをしている。ステージ上のパフォーマンスだけではない。雑誌などで6人で、コンビで、ソロで写真に写っている彼にも、インタビューに受け答えする彼にもれっきとしたアイドルなのだとまた再認識させられる。

 

そんな森田くんとは打って変わって、アイドルとして、もうファンを掌の上でころころと転がしているくらいの、もう悲しいほどにアイドルな三宅くん。彼に関しては、アイドルとしてのスキルに毎回ひれ伏す思いだ。ステージ上でのお手振りなど含めたパフォーマンスはもちろん、ラジオでの、雑誌での彼の言葉に何度アイドルってすげえなと思ったか分からない。彼のアイドルとしての素質というものは天性のものなのかと思っていたが、知れば知るほど意識して保っている部分も大きいということに気づいた。本当にすごい。彼の掌の上ならば、喜んで踊っていられる。転がっていられる。そう思わせるあたりなんかもう、すごい。すごいの一言に尽きる。

もちろん、自由人で天真爛漫なイメージが先立つ彼が、日本文化に関心があり、手話なども勉強して身につけているといったところも彼の魅力をさらに引き出している部分ではあるし、バラエティー番組での彼しか知らないのならばギャップを受けるところでもある。この部分に関しては、また別の機会に記録として残したい、特に手話の部分。

 

さて、今まで2人の個人のギャップを書き連ねていたが、ここからは2人のギャップというか、私が未だにハッとさせられる部分を書いていこうと思う。

 

主にダンス部分であるが、私はどうも森田くん、三宅くんそれぞれのダンスに毎回驚いてしまう。V6といえばダンスグループであり、揃ったダンスが魅力の一つであろうし、私も彼らのダンスパフォーマンスが大好きだ。6人の揃った、しかしそれぞれの個性があるダンス。それぞれに好きな所があるのだが、今回はギャップということなので森田くんと三宅くんに限って好き勝手言っていく。知識はからっきしなので、本当に感想である。感じたままの、ただの感想。

森田くんといえば後輩たちからもよく名前があがるほどであるし、しなやかに魅せる踊り方をする、ように感じられる。DVDを観ていても確かに思わず惹き込まれてしまう。そんな体の使い方をしている。天才だと言われていることも納得できるほど。

対して、三宅くんは意外と力強い踊り方をするなあと感じた。きっとここに彼らに対してギャップを感じてしまう要因があると思う。三宅くんは力強く、あとなんか、カクカクしている、止めるところはきちっと、みたいな感じで。しかしながらウェーブというのか、体をなんかこう、ウェーブさせるようなところでは滑らかな感じ。

森田くんのうまい具合に力を抜くような動きに対しての、三宅くんの力強さを感じられる動き。ここ、きっとここなのだ。私が彼らにギャップを感じているのは。

なぜ、といわれるとまだ具体的に言葉には出来ないが、たぶん、きっと、見た目からの印象とのギャップが大きい気がする。クールで、でも力強さの感じられる森田さんと、かわいくて自由奔放さを感じられる三宅さん。そんな彼らが、ダンスになると受ける印象がきっと逆転しているように感じられるのだろう、私は。森田くんのダンスがかわいいとか、いやかわいいところもあるけど、そういう訳ではなくて、うまく力を抜いたようなしなやかなあのダンスが、自由さを連想させて、三宅さんのダンスはクールで力強く感じる。私の中で、見た目の印象とダンスの印象が逆転してしまうから、きっと剛健コンビのパフォーマンスにはいまだに驚かされるのだろうと思う。たぶん。

 

またこれから様々なパフォーマンスを見て、変わっていくかもしれないが、今のところはこんな具合である。

 

剛健コンビは、もうなんていうか、大宇宙だ。